罰ゲームってなんだ？
何をやらせようと云うのだろうか？
寮に戻り、契約書を確認した。
確かに麻里亜の言った通り書いてある。
乙が甲に（この場合、乙が俺で、甲が麻里亜ってことだけど）暴力行為または、危害を加えようと
した場合、乙は無償奉仕を以ってこれを償うものとする。
また期限については、その度合いにより甲が設定するものとする。
「・・・」
いくら、アルバイトとはいえ、契約書を読まなかったのは失敗だった。
今回の事は、暴力行為とか、危害とかのつもりではなかったけど・・・
麻里亜は女の子だし、防衛の意味で書いてあったのかもしれない。
ところで、他に注意しなければいけない事、書いて無いだろうか？
さっと、斜め読みしてみる。
「ん！」
乙は甲に無断でＳエリアに侵入してはならない。これを犯した場合、乙は無期限の無償奉仕を
以ってこれを償うものとする。
「あ、危なかった。これ、無条件で、無料奉仕なんだ」
麻里亜のプライベートを守ろうって事だろうけど、知らずに入ったら大変な事になるところだった。
「・・・」
他に無いだろうな？
不安に駆られて、契約書の隅から隅まで確認した。
翌日。
眠いのを堪えて麻里亜のマンションへやって来た。
今のドアを開けると、中国服を着た麻里亜が目に入った。
何を着ても似合いそうだ、麻里亜は。
「おはよう・・・麻里亜」
「おはよう、理」
覇気の無い俺に比べて、麻里亜の声は澄んでいた。
「おはよう御座います。理様」
「えっ、あ、おはよう御座います」
麻里亜の横にひとりのメイドさんが立っていた。
突然、挨拶されて焦ってしまった。
「茜。それでは、頼みます」
「はい、お嬢様」
茜と呼ばれたメイドさんはメジャーを持って近づいてくる。何が始まるのかと思ったら・・・
「ちょっと、失礼致します」
と、言って、茜さんは、採寸を始めた。
「な、何してるの？」
「データがなかったのです」
「データ？」
「身長、体重のデータはあったのですが、他の細かいデータまでは無くって・・・
それで、茜に来て貰いました」
「な、何で、麻里亜が、そんなデータを持っているんだよ」
「当然です。理に関するデータは、ここに全て揃っています」
麻里亜は、手に持ったファイルを見せた。
あれは・・・初めて麻里亜に会った時に持っていたファイル。
「終わりました、お嬢様。やはり、お嬢様が仰っておられた通りのようです」
「分かりました。では。予定通りに」
「はい。それでは、失礼致します」
茜さんは、一礼すると、部屋を出て行った。
「全てって・・・」
「今、言った様に身長体重、学校の成績等、他には、いびきがうるさいとか、歯軋りをする・・・
と、言った具合です」
いびき？歯軋り？
「そ、そんな、出鱈目を・・・」
「出鱈目ではありません。これは理が入寮する時に書いたアンケートです。それが理由で、理は
一人部屋になったと聞いています」
「そ、そんな・・・ちょっと、見せてよ」
「ちょっと・・・ですよ」
麻里亜は、渋々といった面持ちで、ファイルを開いて見せた。
確かに、これは俺が書いたアンケートだ・・・ん！
「こ、この字は・・・」
眩暈がした。
「ま、真美姉・・・」
「真美姉？」
「こ、これは、真美姉の悪戯」
「どういうことですか？」
俺は書いたアンケートを真美姉・・・つまり、従姉妹に郵送して貰ったこと、それから、従姉妹が
悪戯書きをしたであろうことを話した。
「そういうことでしたか・・・安心しました。この間居眠りしていた時はとても可愛い寝顔だったので
イメージとは合わなくて、とても残念に思っていたところでした」
「え・・・な、なにを・・・」
麻里亜の言葉に顔が赤くなるのを感じた。いや、何で、俺が赤くならなければいけないんだ・・・。
「それでは、データは修正しておきますね」
「そうしてくれ・・・って、ちょっと、待て。それって、どうやって集めたんだ。それは、個人
情報ってやつじゃぁ・・・」
麻里亜は、アンケートを訂正しながら言った。
「理・・・何処にも権力と言うものは存在するものですよ。それに人を雇うのに人柄の確認くらいは
当然行います」
「そりゃぁ・・・ん？・・・でも、そのファイル・・・初めて会った時にも持っていなかったか？」
「ちっ、憶えて・・・理、男は、細かい事は気にしない方がカッコいいです」
なんだそりゃ・・・
結局、最初にファイルにあったのは写真だけだとか言われ、麻里亜に言い包められてしまった。
「で、罰ゲームって、何をすればいいの？」
「その事ですか・・・その前に・・・」
麻里亜は、コホンと咳払いをひとつしてから言った。
「理も、私を抱きしめる度に、無料奉仕や罰ゲームをするのも大変だと思います」
「ちょっと待て。それは、誤解を招く言い方だろう」
「違うのですか？」
「その言い方、俺が処構わず麻里亜を・・・」
「？」
「その・・・だ、だき・・・」
「抱きしめる・・・ですか？」
「・・・」
「私に魅力があり過ぎたと思うことにしました。そこで、そう云った行為は許可することにします」
「は？」
許可する？どーゆー意味だ、それは・・・
「不満ですか？」
いや、不満とかじゃなくて、訳わかんないんだって。
麻里亜は視線を落として、少し赤くなった。
「ま、麻里亜？」
「そうですか・・・理は、それ以上の行為を求めている訳ですね」
それ以上の行為？
麻里亜の言葉に慌てた・・・違うって事を伝えようと、手を思いっきり振った。
「えっ、あっ、ち、ち・・・」
「此処は人が出入りします・・・ここでは、私も恥ずかしいですから・・・そうですね、Ｓエリアに
限って、許可することにします」
な、何、言い出すんだ・・・と、思ったが、契約書の一節を思い出した。
無断で、Ｓエリアに侵入してはならない。これを犯した場合、乙は無期限の無償奉仕を以って
これを償うものとする。
「それって、無期限無料奉仕を狙っているんじゃないのか」
「理・・・契約書、読んだのですか？」
「ああ・・・しっかりね」
「・・・」
麻里亜は無言で立ち上がり、小物入れの引き出しを開け、中を覗き込んだ。
そうして、そのまま、話を続けた。
「それでは・・・理が自由にＳエリアへ入る事を・・・許可します」
心臓がドキンと音を立てた。
「え？・・・あ、あのぉ、麻里亜・・・」
それから再び振り向き言った。
「それで、理にはサインして欲しい書類が何枚かあるのですが・・・」
書類？・・・なんか、嫌な予感がした。
「書類って何だ」
「たいした書類ではありません。出来れば、目を瞑って、さらさらと・・・」
「一体、何の書類だ？」
「なんでも、ありません」
麻里亜はそう言いながら、背に隠している小物入れの引き出しを閉めた。
「見せろよ」
「理は見なくともいいのです」
と言いながら抵抗したが・・・それは一目で何であるか分かった。
こ、婚姻届？
「お、俺達、まだ、１５・・・だよな？」
発せられた声は明らかに上擦っていた。
「だ、大丈夫です。この書類が有効になるような契約書を作成してあります」
「け、契約書・・・」
「お願いです・・・」
ふっと、頭の中を過るものがあった。
乙は甲の依頼を出来る限り叶える様努力しなくてはいけない。これを怠った場合、乙は無期限の
無償奉仕を以ってこれを償うものとする。
「ま、まさか・・・これも、契約書の・・・」
「ちっ、気がついたか」
「麻里亜・・・最後にあった、両者が疑義を感じたら契約書の内容を見直す、って項目を要求する」
「そ、そうですわね。考えてみましょう」
これで、観客が居れば、何かの舞台・・・喜劇か・・・いや、どちらかって言うと漫才をやって
いるんでは・・・そう思った時、戸をノックする音が聞こえた。
「お嬢様」
声がして茜さんが入ってきた。
「今のも練習なんですか？・・・あ、すみません。部屋の外まで声が聞こえたものですから」
「も、勿論です」
「演劇部って、大変なんですね」
「ええ・・・本番だけ見るよりは・・・ね」
麻里亜は、平静を装っている。
「お嬢様、ここにご指示のものを・・・」
茜さんが、手に持っていた紙袋を麻里亜に渡している。
「ありがとう、茜」
「いいえ、私もお役に立てて良かったです。理様も頑張ってください」
「え？・・・はい」
何を頑張るのかな？
「あ、茜。朝食、ありがとう。とても美味しかったです」
麻里亜は、部屋を出て行こうとしていた茜さんに声を掛けた。
茜さんは、一度微笑み、一礼すると部屋を出て行った。
「朝食？・・・俺が作らなければいけなかったとか？」
「いえ、理は９時からですから、私が・・・でも、今回は、茜が作ってくれました」
「ふ〜ん」
麻里亜が朝食を作っているところなんか想像出来ないが・・・
こんな漫才みたいな話、いつまでやっていても限が無い。
「ところで、罰ゲームは何をすればいいんだ？」
「制服を・・・着て貰えれば・・・」
「制服？」
麻里亜って、制服フェチ？・・・まあ、人の趣味にケチをつけることも無いか。
「そんな事でいいのか？・・・と、言いたいけど、持って来てないぞ」
「違います。そうではなくて、これです」
麻里亜が紙袋を差し出した。茜さんが持ってきたやつだ。
中を覗いて、硬直した。
「麻里亜・・・まだ、漫才を続ける気か？」
「漫才？・・・そんなつもりは、ありません」
「じゃあ、何の冗談だ？」
「冗談などと・・・私は、真面目です」
「じゃぁ、真面目にこれを着ろと？」
「はい」
「いやだ！」
「はい？」
「嫌だと言ったんだ」
「理は、罰ゲームを受けると言いました。それを覆すとは男らしくないです」
「女装するのが男らしいのかよ」
「それは、ワクワクします」
「ワクワクするのは、お前の方だろ」
「理・・・言葉使いが・・・悪いです」
「あ・・・ごめん」
タイミング的に言って、ここで謝ってしまったのが間違いだったのだろうか？
「私は、男物の服を着るくらい・・・なんとも思いませんが」
麻里亜は更に続ける。
「そりゃあ・・・麻里亜は、演劇部だろう」
「理も、演劇部です」
「俺は道具係り・・・麻里亜みたいに可愛ければ、何を着ても似合うだろうけど・・」
「可愛い・・・本当ですか？」
「ああ、昨日の服だって、今日のだって良く似合ってる」
「そ、そうですか」
麻里亜の声が明るくなった。もしかして・・・これって、チャンス？
「うん、うん。きっと・・・麻里亜の男装もカッコいいかもしれない」
「理も、そう思いますか？」
「うん、思う、思う」
「私も、理がこれを着ても似合うと思います」
「え！」
あれ？
「さあ、理も、着てみましょう」
「はあ・・・どうして、こうなるんだ？」
煽てて、考えを変えさせようと思ったのが、あっさり切り捨てられたって感じ。
「やはり・・・気に入りませんか？」
「そりゃそうだろう」
「私も、そうではないかと思ってはいたんです。やはり・・・」
「やはり？」
「理も、こんな黒っぽい服ではなくて、もっと明るい色のドレスの方が良かったのですね。本当は、
私もそちらの方を見たかったのです。茜を呼びましょう。茜ならば素敵なドレスを作ってくれます」
「ちょっと、待て」
「どうしました？茜なら、大丈夫ですよ。洋裁は得意です。私が保証致します。あの時のように
胸の開いたドレスも素敵に作ってくれます」
と言って、麻里亜は瞳を輝かせた。
胸の開いたドレス？
これ以上、エスカレートさせたら大変な事になる。
「いや、これだって、悪くないと思うけど・・・」
「いえ、やはり、月の光に透き通るようなあのドレス・・・」
俺は、もう何でも良いから、麻里亜の暴走を止めたかった。
「ま、麻里亜、罰ゲームと云うのは１回限のものだろう。そんな手の込んだものにしなくとも・・・」
「え、罰ゲームというものは、１回限なのですか？」
ぞっ
「そうなの！これは、法律で決まっている事なの」
「そうですか・・・残念です・・・」
麻里亜の落胆振りは言葉で言い表しようがなかった。
「仕方ありません。それでは、今日１日、楽しみましょう」
「１日？」
「はい。１回・・・なのでしょう？」
「着て、直ぐ脱ぐというのでは？」
「それこそ勿体無いです。折角、茜も準備してくれたと言うのに・・・」
「分かった、分かった。今日、１日だけね」
投げやり・・・とは、こういう事を云うのか？
「あ、でも、理が、気に入れば・・・とりあえず、着てみましょう」
「じゃあ、控え室で着て来る」
「あ、手伝います」
「いいって」
「でも、着替えは、大変です」
「覗く気かよ」
断固拒否。
「私達は、舞台袖で着替える事もあります。そのくらい、気にしてはいられません」
「だから、俺は、ただの道具係りだって」
「部長は、そんなことは言っていませんでした」
「え？」
「化粧もしなければいけないのです。さっさっと着替えましょう」
化粧？・・・もう、何でも好きにしろ。
まな板の上の鯉ってこのことだろう。
着替えた俺を、麻里亜が弄繰り回す。化粧だの鬘だの・・・麻里亜にとっては人形遊びしている
ようなものなのだろう。
「こんなものですか・・・あ、カチューシャがありません」
紙袋の中を確認しながら、麻里亜が言う。
「仕方ありません。でも・・・似ています」
誰に？って訊こうとしたら、麻里亜がニッコリ笑って言った。
「理が気にしていると思うので言っておきますが、私達が舞台袖で着替える場合は、勿論、
男子禁制です。安心して下さい」
なんなんだ？
居間に戻ると、麻里亜は俺を椅子に座らせ、俺を眺めながら周り始めた。
普段着に着替えた茜さんが、手にカチューシャを持って部屋へ飛び込んできたのは
そんな時だった。
「お嬢様、申し訳御座いません。カチューシャを・・・え、あの・・・どなたでしたっけ？」
俺を見た茜さんは、同僚の顔と名前を一生懸命思い出そうとしている様だった。
「あ、あの・・・まさか、理・・・様？」
「茜、どう？似合うかしら？」
麻里亜が訊ねる。
茜さんも、どう答えてよいか迷ったに違いない。
「え、ええ・・・どなたなのか、分かりませんでした」
「ええ、理も演劇部ですから、色々な役をこなせなくてはいけません」
俺は、ただの道具係り・・・のはずだよなあ。不安になってきた。
「不思議の国のアリスかしら？・・・いいえ、カチューシャをつけるのですから・・・シンデレラ？
ちょっと違ったかしら・・・風と共に去りぬ？いえ、そうでもなさそうだし・・・」
単なる罰ゲーム・・・と心の中で思った時、麻里亜が言った。
「茜。これは、秘密の特訓ですから、誰にも内緒ですよ」
「はい、お嬢様。心得ています」
ピンポーン
うえっ、誰か来た。
誰も来ないって話じゃなかったか？
麻里亜と言えば、こっちを眺めているだけで、応対に出ようなんて様子は全然見られない。
渋々、玄関に向う。
げっ・・・北城・・・
客は、北城達だった。
「あら、新しい方ね。麻里亜さんに、御取次願いますか？私達は、麻里亜さんの学校の
友人です。加奈子達が金曜日のお礼に伺ったと伝えて貰えますぅ」
「は、はい」
声がひっくり返ってしまっている。
麻里亜に告げると、『入って頂いて』と一言。
どうするんだよって思いながら、皆を部屋に案内する。
皆が椅子に座っても、俺は君達の知らないただのメイドだぞって顔をしていたら・・・
麻里亜が言った。
「さと・・・み。皆様にお茶を」
「は、はい」
そうだった。仕事しなきゃ。
麻里亜をみると、クスクス笑っている。
「麻里亜さん・・・何か、面白いことでも？」
「いいえ、別に・・・何でもありません」
「そういえば・・・水都君は？」
「さ、理は・・・今、お使いに行って貰ってます」
「な〜んだ、居ないの」
「残念」
「お礼等と言って、本当の目的はそちらなのでしょう」
麻里亜が３人の顔を見る。
「え・・・そんな事は・・・」
「お礼が目的なら、手土産くらい持参するものです」
「あ・・・わ、私達とした事が・・・」
３人が顔を見合わせるのをみると、麻里亜の指摘した通りだったようだ。
「それから、守衛から連絡がありませんでした。突然訪問して驚かせたいから、内緒にして欲しい
とでも頼んだのでしょう？」
「そこまで・・・それなら、話は、早いですわ」
「どうなのです？」
「どう・・・とは？」
「そのように着飾っているところを見れば、本気なのでしょう」
「着飾ってなど・・・」
ちょうど、お茶を入れて持って行ったところで、麻里亜と目が合ってしまった。
「さ、さとみ・・・有難う。良い香りです。これはジャスミンティーですか」
「はい」
お茶を出し終えると、早々にキッチンへ引き上げる。
聞かれたくないようなので、出来るだけ聞かないように努力する。
麻里亜達３人が喋って、草薙が聞き役。それは変らない様だ。
１５分位したら、お茶のお代わりを持っていけば良い。
昼食の準備もしなければいけないしね。
３０分程すると、お喋りも一段落したように見えた。
「ダージリンですか？」
「は、はい」
麻里亜は紅茶が好きなんだろう。色々な種類の紅茶が並んでいたもの。
「これは、マドレーヌ？・・・まだ温かいようですが？」
「北・・・あの、皆様がいらした時に焼き始めました。下準備は昨日のうちに済んでいましたので」
麻里亜の耳元で答える。
「そうですか・・・皆様、焼きたてのマドレーヌだそうです。お召し上がり下さい」
「麻里亜さんのところのメイドさん、皆、優秀なのよね。何処で探していらっしゃるの？」
「それは、教育の問題かと・・・」
「そういえば、翠さん達は研修でしたね。終わったら、家へ来てくれないかしら・・・」
「何を言っているのです。他人の家のメイドばかり・・・当てにしないで下さい」
北城達は1時間程お喋りをすると帰って行った。
皆が帰ると、麻里亜は、やって来た。
「理・・・私は特別に、着飾ったりとかは・・・」
「真美姉がね、言ってた・・・女の子の内緒話は聞いちゃいけないんだって」
「・・・聞いてはいなかったと？」
「うん」
「そうですか・・・でも、理は、お菓子作りまで出来るのですね」
「家の両親、共働きみたいなものだから、料理出来ないと食事もあたらないし、お菓子作りくらい
出来ないと、おやつもあたらないし・・・仕方が無かったってところかな」
「そうだったのですか・・・」
「海棠家のメイドさんは優秀なんだって。バレないで、済んだと思う？」
「ええ、完璧な演技でした。一生、私のメイドとして雇ってあげます」
麻里亜は、ニッコリ笑った。
「その衣装で」
第５話 終了
