「おはよう、理」
「お、おはよう、麻里亜」
「理は、今日も綺麗ですね」
「おい。朝から、冗談はやめろ」
「私、冗談等言いません」
月曜日はいつもの様に麻里亜との会話から始まった。
「理・・・新聞部の部長より連絡がありました。私達を取材したいそうです」
取材？・・・学校新聞に載るような事をしたか？
特になし。
と、言う事は麻里亜との事以外考えられないじゃないか。
「なんで、そんな個人的なことを学校新聞が？」
「きっと、記事になるような出来事が無いのでしょう」
「出来事？・・・４月には入学式があったと思うけど」
「聖王高新聞は、月２回、第２金曜と第４金曜の発行です。多分、次の号のための取材です」
「いや・・・でも・・・なんか、気が進まないなあ」
「大丈夫です。理は黙って座っていれば良いです。取材には私が答えます」
「で、でも・・・ホントにそれで良いの？」
実際には、ゲームなのだろうが・・・見知らぬ俺を、強制的に恋人にして、教室では恋人宣言。
親には、恋人だって紹介する。親は、遊びと思ったみたいだから、気が楽だけど・・・今度は、
学校新聞かあ・・・麻里亜って、何考えているんだろう？
麻里亜が、飽きるまで付き合ってやれば、いい訳だし。
そう思ったものの、不安は残った。
朝のＳＴで、先週の実力テストの採点が終わったので、各自結果を確認するようにとの連絡が
あった。何のことか分からず、麻里亜に訊ねると、休み時間、ＰＣコーナーに連れて来られた。
「テスト結果は、こうやって見ます」
麻里亜はＰＣの一台を起動させた。
「まず、貰っているＩＤを、入力します。それから・・・例えば・・・初日は、英語でしたね。
ここをクリックすると・・・点数と順位が出てきます」
えっ、５０点、１位？・・・麻里亜って出来るんだ・・・そうか、社長なんてやってるくらいだから
当然か。麻里亜って、容姿だけじゃなく、頭も良いんだ。
「答案用紙を見るには、ここをクリックします」
採点された答案用紙の画像が映し出される。
な、成る程・・・。
「次、数学ですが・・・同じ様に・・・え？」
４８点で、今度は２位？
国語も・・・４６点、２位。
・・・
総合２位。
でも、当の麻里亜は、何故か機嫌が悪い。
聞くと、麻里亜は中等部の時には首席だったという。
首席でこの容姿。モテないはず・・・ないか。
「え〜っと、ＩＤを入力して・・・英語っと・・・」
今回のテストは、割と出来たと思っているんだけど・・・
「へえ、２位ですか・・・理も、やりますね」
「次、数学・・・」
「へえ・・・」
「それから、国語・・・」
「・・・」
・・・
総合１位。
「さ、理って、頭、良かったんですね・・・」
「あのね、俺は、特待生なの。奨学金も貰ってるのに、英語で、麻里亜に負けたの。ショックを
受けなけりゃいけないのは、こっちの方だろう」
「それはそうですね・・・理、もっと、頑張りなさい。次のテストは私も頑張ります」
「え・・・」
次のテスト・・・嫌な予感がする。最近、嫌な予感て云うのが良く当たるから不吉だ。
とは言え・・・テストが先週で良かった。
テストが今日で、昨日の女装がバレてたりしたら、テストどころではなかっただろう。
新聞部の取材内容も変わってたかも。
否、そんな事、考えたくも無い。
今日、最後の授業は体育・・・それも、球技だった。
女子は体育館でバレーボール。男子はサッカー。
「お前って、器用だな」
そう言われながら、授業終了後、教室へ戻ってきた。
「どうしたのです・・・その額の傷は？」
「傷？」
先に戻っていた麻里亜が俺を見るなり訊いた。
麻里亜が鏡を貸してくれた。
キズと言ったって、こんなキズ、良く見ないと分からないだろうに。
「なんでもない・・・ちょっと、転んだだけ」
「しかし・・・綺麗な顔にキズが・・・」
「お前ねえ・・・」
「理、言葉使いが悪いです」
「あ、ごめん・・・これくらい、気にしないでくれ」
会話が聞こえたのか、隣の男子がクスクス笑う。
「理は、どうしたのです？」
麻里亜は笑った男子に向って質問を投げかけた。
質問された男子は、驚きながらも答えを返す。
確かに驚くだろうな。麻里亜が私的な事で自分から男子に話し掛けるなんて今までは
無かった事だったから。
「え、あ、か、海棠さん・・・う、うん、水都は、確かに転んだだけだよ・・・」
「器用にボールに躓いてね」
その横にいた男子が付け加える。
教室のあっちこっちで笑い声が聞こえた。
なんか、恥が広がっていく。
「球技が・・・苦手なの」
麻里亜に向って言うと、麻里亜はニッコリ笑って言った。
「安心しました・・・得意なものばかりでは、私の立つ瀬がありません」
「麻里亜、球技は？」
「勿論、得意です」
あ、そう。
掃除を終えた麻里亜は腕時計を見ながら言った。
「取材の時間まで・・・まだありますね」
「それなら、弓道部・・・寄って良い？」
「時間はありますが・・・掛け持ちする気ですか？」
「とりあえず、見学」
「運動は、苦手なのではないのですか？」
「・・・」
「私の意見ですが、やめた方が良いのではないかと思います・・・」
麻里亜の声は無視して弓道部へ急ぐ。
体育館横の弓道部は直ぐに分かった。体育館横の建物はまだ木造だった。
引き戸を開くと、見知った姿があった。
「あれ？・・・松居先輩・・・」
「水都？」
「ここ、弓道部ですよね」
「いや、同好会・・・部員、いや、会員は、俺だけだから・・・でも、何か用か？」
「あの・・・見学しても良いですか？」
「ああ、見学はいいが・・・水都は、演劇部に入ったんじゃなかったか？」
後に立っている麻里亜の姿を確認しながら、松居先輩は言った。
「はい、そうですけど・・・ここ、掛け持ちはダメですか？」
「いや、別に問題ないはずだが・・・お前、やった事はあるのか？」
「ええ、中学の時、少し・・・」
「じゃ、見てるより少し弾いてみるか？備品で使えるのがひとつくらいはあったはずだ」
「ええ」
備品の確認を始めた俺達を見て、麻里亜が見学席へ移動しようとした。
「あ、ちょっと、待った。海棠さん」
「見学・・・いけないのですか？」
少し、ムッとしている麻里亜。
「いや、そうじゃなくて・・・そこ、床が腐ってるから、注意して」
「え・・・あ・・・はい」
麻里亜の足元傍の床にチュークで×印が書いてあった。
備品は傷んでいるものがほとんどだった。
「よし。これは、まだ使えそうだな・・・」
入部したら自分の道具は揃えなきゃ・・・。
久しぶりだけど・・・大丈夫かな？
そう思って、矢を番える。
ビシッ
「ふむ」
矢は完全に的を外れた。
「ま、麻里亜、これ持ってて」
麻里亜に眼鏡を渡すと先輩が呟いた。
「水都・・・遠視か？」
ビシッ
矢は的の外側を射た。
「ほお・・・」
次の矢も、的の外側を射た。
「水都は、何故、弓道をやる気になったんだ？」
次の矢を手にする僕を見ながら松居先輩は訊ねた。
「え、あ・・・落ち着きが無いからやってみないかって言われて・・・」
「落ち着きが無い？」
麻里亜が呟く。
「見えませんか？」
「そうだな」
松居先輩は笑う。
「他に、入部希望者は、いないんですか？」
「ああ」
溜息が聞こえた。
「一昨年、３人卒業していって、去年はふたり卒業。その間、新入部員はゼロ。去年は猶予を
貰ったが、今年から、同好会だ・・・隣、覗いて見ろ。池田と大道寺が柔道やっているから。
あいつらは、ふたりいるから、まだマシだが、剣道部はひとり・・・素振りばっかだ」
「道場の修理くらいして貰えないのですか？」
いつの間にか傍に来ていた麻里亜が口を挟む。
「ああ、出来るところは、自分で直しているが・・・」
授業で使う道場は既に第２体育館に新設されて、ここは使う必要は無くなっている。
「ええっと・・・松居先輩は、弓道部と言う名前にこだわりますか？」
「いや・・・水都が入らなければ、来年は間違いなく廃部だろうから」
「理は・・・入部する気のようです」
次の矢を番えている俺を見て麻里亜が言った。
「部と同好会では、そんなに違うものなの？」
「全然違います。まず、部というだけで、学校側から活動費が出ます。その後は、入部した部員
一人に対して、いくら・・・と言う具合です」
「成る程・・・あれは、草薙さんじゃ」
「ええ・・・陽子さん本人のようです」
帰り道、麻里亜とそんな話をしていて、草薙さんに出会った。
「あ、麻里亜さん」
「こんなところで、どうしたのです」
「剣道部の部長を探しているのですが・・・」
「ああ、そうでしたね」
麻里亜はそう言ったが、草薙さんと剣道？・・・合ってないぞ。華道部の間違いじゃないのか？
疑問に思いつつも、答える。
「剣道部は、柔道部の隣・・・でも、部員らしき人は、外へ出て行くところを見たよ」
あれが部長かどうか分からないが、部員は一人だって話だったし。
「それは、何処でですか？」
「桜の木の方・・・だけど」
「申し訳ありませんが、案内して貰えますか？」
「時間があれば・・・麻里亜、大丈夫かな？」
「ええ、まだ時間はあります」
「では、お願いします」
「陽子さん、やはり、理だと大丈夫なのね」
麻里亜がぼそっと呟く。
弓道部の方へ引き返す途中で、その人を見つけた。
細身で長身のその人は、桜の木の下で防具をつけ、素振りをしていた。
剣道部員がひとりだけだと云う事を草薙さんに告げると、草薙さんの顔が青くなる。
「男子のようね。陽子さん、入部、どうするの？」
「ど、どうしたらいいのでしょう？」
「これは、ちょっと、見ものかもしれませんね」
麻里亜が笑う。
草薙さんは、キッと麻里亜を睨んだ。
何、やっているんだか・・・
溜息をひとつつくと、素振りしている人に声を掛けた。
「すみませーん。入部希望者がここに来ていますけど・・・」
声に気付いたのか、こっちの方へやって来る。
「ど、どうしたらいいのでしょう？」
相変わらず、草薙さんは焦りまくっている。
ホントにこんなので入部する気だったのだろうか？
「入部してくれるのは、君？」
面を外しながら、その人は言った。
「あ、う・・・そ、その・・・え、あ、はい。よろしくお願いします。１年２組、草薙陽子です」
「私は、２年５組の桜木明子。宜しくね」
涼しい眼をした笑顔がそこにあった。
第三応接に行くと、新聞部は準備を終えたところだった。
「あ、海棠さん、こっちへ・・・」
ショートカットの優しげな先輩が手招きする。
二人並んで座らされた後、簡単な説明を受けた。
「海棠さん、今日は快く取材に応じて下さって有難う。新聞部の沢木です」
笑顔をみせ、話し始めたのは新聞部の部長のようだった。
「聖王高新聞の話題の人ってコーナーに書かせて貰いたくて・・・今回の新聞は読んで
貰えたかしら？」
「ええ」
麻里亜は頷く。
「有難う・・・ええっと、水都君でしたっけ、読んで貰えた？」
「い、いえ、あの・・・まだです」
「そう・・・今度、読んでみて下さいね」
「はい」
「それでは、もう暫くしたら、インタビューを始めますね。インタビューが終わったら、写真を
撮らせて下さい。あ、インタビュー中も、写真を撮らせて頂くかも」
なんか、とっても明るそうな人。
ここ、第三応接って、麻里亜が最初に俺を呼び出した場所だった。
あの時と違って、部屋の中が明るい。何故か落ち着かない。
「何、キョロキョロしてるのです。落ち着きが無いって・・・分かったような気がします」
「あ、そうじゃなくて、前と違って、部屋が明るいなあって・・・」
「ああ、ここは、西側の窓が大きいから・・・今の時間は、陽の光が沢山入って・・・理、
眩しいですか？カーテン閉めて貰いましょうか？」
「ええっと、このままで良いよ」
実際には、陽の光に溶けていきそうな麻里亜の髪がまぶしく見えたんだ。
「？」
まもなく、インタビューが始まった。
テーブルの上にはマイクまでセットされている。かなり、本格的？
質問役の沢木部長の他、数人の男子が控えている。
「まず、切っ掛けを訊いても宜しいかしら？」
多分、そんな質問から始まるんじゃないかと思ってた。
「勿論、私を見た理が、熱心に交際を迫ったのです」
何が勿論なんだよ。事実が１８０度ねじ曲げられているけど・・・
「・・・海棠さんは、水都君を入学式の前に水都君を呼び出したって話も聞きましたけど？」
沢木部長の切り出しに、当時を思い出した。
「さすが、新聞部です。事前に調査済みってことですね」
「ええ、新聞部ですから・・・裏情報も、とってあります」
校内放送使って呼び出してるんだから、分かって当然と思うけど・・・
「入学式の説明をしようと、呼び出したのですが・・・その時、理に交際を迫られて・・・
理の熱心さに負けて、ＯＫしてしまいました」
おい、何の話だ。
「水都君は・・・入学式では何もしなかったのでは？」
「新入生代表の挨拶を・・・」
「そんな大層な役は嫌だ」
思わず、叫んでしまった。
「・・・と、理が言うものですから」
「そうですか・・・」
ホントにそんな話があったのかあ？
「水都君は、意外と積極的なんですね」
なんか、別世界の話をしているような・・・
「海棠さんは、多くの方々に告白をされていると思いますが、水都君のどんな言葉に
心動かされ、ＯＫしたのですか？」
「え・・・そ、それは・・・あの、えっと・・・つまり・・・ひ、秘密です」
「残念です・・・ぜひ、お聞きしたかったのですが・・・」
そりゃあ、答えようがないよなあ・・・
質問をしている部長より、後で記録をとっている男子とカメラを持って立っている男子の方が
本当に残念そうにみえた。
「そうすると、初めて会った時、水都君が海棠さんに一目惚れして、交際を申し込み、海棠さんが
ＯＫした。と、言う事ですね」
「はい」
麻里亜は、はっきりと答えた。
「水都君、高嶺の花である海棠さんからＯＫを貰った時の気持ちは？」
「た、高嶺の花・・・ですか」
確かにそう言えなくも無い・・・中味を知らない人にとっては。
「理、正直に答えれば良いのです」
高嶺の花と言われて気を良くしたのか、麻里亜は上機嫌だ。
「答えていいのか？」
「勿論です」
正直に・・・当時の心境・・・
「脅迫による恐怖と憤り・・・」
「はあ？」
「ち、ち、ちょっと、理・・・あ、あのですね、理は、私の返事を聞いて、大変、興奮したと・・・」
「そ、そうでしょうね」
沢木部長は額に滲んだ汗をハンカチで拭きながら次の質問をした。
「お付き合いを始められてまだ僅かだとは思いますが、海棠さんの印象はどうですか？」
「印象？・・・そう、一言で言えば我侭・・・かな」
「ちょっと、理。私の何処が我侭なのです」
「か、海棠さん・・・け、喧嘩は困ります」
「喧嘩などではありません。女の子が恋人に甘えて少しくらい我侭を言う事くらいありますよね」
「そ、そうですね・・・」
「少しくらい？」
「理は、女の子と付き合ったことが無いので、そんな事くらい、分からないのです」
なんか、カチンときた。この科白。普通の我侭なら、真美姉で、充分経験している。
麻里亜は、間違いなく、それを上回っている。
「我侭と言うより、ヘンタイに近くないか」
「な、なんていうことを・・・」
ヘンタイじゃない人間が、男の子に女装させて喜ぶのか？
「さあ、私の何処がヘンタイなのです？」
ど、何処って・・・俺が女装させられたなんて・・・言えと言われても言えないぞ。
ま、麻里亜・・・俺がホントの事言えないと思って、安心してるな・・・クソッ。
「・・・」
「どうしたのです、理。訂正なさい」
「ま、麻里亜の・・・」
「私の・・・なんです？」
「麻里亜の名誉の為、言えない」
「うっ・・・そうきますか」
麻里亜は笑顔を作り直し答えた。
「理は、私との思い出は胸の奥にしまっておきたいと言っています」
「え、そ、そう？」
新聞部の面々は訳が分からず顔を見合わせている。
こんなので、記事が書けるのだろうか？他人事ながら、心配になってくる。
「はいっ」
後の方で手が上がるのが見えた。
「え？・・・陽子さん」
確かに、草薙さんだ・・・此処まで、くっついて来たのだろうか？
「草薙さん、何か？」
取材進行に不安を感じ始めていた沢木部長が訊ねた。
「麻里亜さん・・・」
「は、はい？」
「水都君・・・いらないなら、下さい」
「あ、あ、あげませんっ」
麻里亜が、俺に飛びついた時、フラッシュが光った。
「え？」
麻里亜が慌てて、離れた。
「な、何事です」
「麻里亜さん・・・」
「はい」
「そういうことです」
「・・・」
正面の敵を防いで、側面からの奇襲に敗れたって感じだな。
沢木部長が草薙さんを新聞部へ勧誘している姿が目に入った。
草薙さん・・・必死で断っている。
ある意味、自業自得ってやつだよ。
それにしても、どんな記事になるんだろう。
写真撮影になって、麻里亜は言った。
「理、覚悟なさい」
「は？」
「眼鏡、外しなさいっ」
「うわっ、や、やめろ」
麻里亜は、眼鏡を無理やり外し、腕にしがみついた。
「これで、撮ってくださいっ」
麻里亜の言葉にフラッシュが光る。
「理、演劇部へ寄って行きましょう。入部希望者が来たかもしれません」
麻里亜は、ご機嫌だ。
その言葉を聞いた俺は、道具係りであることを確認すべきかどうか迷っていた。
「理、私、人魚姫のように一途ですからね」
麻里亜はからかう様に、ニッコリ笑った。
な、何を言いたいのか、分からん。
演劇部部室の戸を開けると、皆揃っていた。
「新規入部希望者は居まして？」
麻里亜の言葉に、皆一様に首を振る。
「そう・・・」
麻里亜の溜息が終わらぬうちに、北城さんが叫ぶ。
「麻里亜さん、後の背後霊は何？」
「えっ」
振り向いた麻里亜に向って、草薙さんが言った。
「水都君・・・くださいっ」
「あ、あなたって、人は・・・」
草薙さんが、ここまで、くっついて来た様だ。
「草薙さん、あなたも入部して下さるのね」
「「「えっ！」」」
神川部長の言葉に、皆が叫んだ。
「皆さん、今、『水都君、私も入部させてください』と、聞こえませんでした？」
「い、いえ、私は、剣道部・・・」
「「「はい。確かに、そう、聞こえました〜」」」
「分かりました。それでは、入部を許可します」
「え〜〜」
こいつらの感覚って・・・
道具係りである事を確認するのはやめよう。何かあったら、道具係りだって言い張る方が
絶対、正解だ。
第６話 終了
